事業承継2012.11.30

「相続クーデター」をご存知ですか?

今回は、少数株主が存在する場合に会社に起こりえるリスク、


「相続クーデター」についてお伝えします。



会社にとって、少数株主サイドに相続が発生した場合、

その少数株主から株式を取り戻す大きなチャンスとなります。



なぜなら、会社は定款に、「相続により株式を取得した者に対し、その株式を会社に売り渡すことを請求することができる。」(株式の売渡請求)旨を定めることができます。



会社が、少数株主の相続人に売渡請求をした場合、相続人は拒むことができないのです。

(ただし、相続後1年以内に請求することが要件です)




ここからが、「相続クーデター」の本題です。



会社が相続人に対し、売渡請求を行うかの決議をする株主総会において、売渡請求を受けた相続人は、議決権を行使できません。



問題は、オーナーサイドに相続が発生した場合となります。



会社の大株主であったオーナーの株式を奥さんが相続した場合、少数株主グループが株主総会を招集して、オーナー家が相続した株式を、会社が強制的に買取ることが可能となってしまうのです。


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