日本の会社で一番多いのは3月決算法人で、
事務所のお客様でも3月決算法人が一番多くなっています。
この決算を3月に設定していることに意味があれば、
問題ありませんが、「なんとなく」というケースが多いことも事実です。
しかし、決算月によりお金の効率が変わることも事実であり、
これを考慮した月を決算月とするべきなのです。
具体的には、売上(利益)が最も上がる月を期首にするべきです。
その理由としては、
・期首の利益は節税にかける時間の余裕が1年ある
・期首の利益は1年間かけて事業に投資できる
→税引き【前】の利益を事業投資できる(節税にもなる)
・期首の利益で買った固定資産の減価償却費は1年分計上できる
・期首の予想よりも利益が上がらなくても赤字対策が可能
→1年間かけて経費削減し、赤字を回避することができる
さらに下記も考慮するべきです。
・申告月は、会社の繁忙期ではないか?
・申告月にお金はあるか?
→納税資金が必要です
・税理士事務所との関係
→どの会計事務所も3月決算(5月申告)は繁忙期です
いかがでしょうか。
本当に「なんとなく」3月を決算としている会社が多いのが事実です。
色々な要素を考え、一番効率の良い決算月を考えてみましょう。