税理士としてのテーマ2013.04.18

決算月を変更して節税する

日本の会社で一番多いのは3月決算法人で、

事務所のお客様でも3月決算法人が一番多くなっています。

この決算を3月に設定していることに意味があれば、

問題ありませんが、「なんとなく」というケースが多いことも事実です。

しかし、決算月によりお金の効率が変わることも事実であり、

これを考慮した月を決算月とするべきなのです。

具体的には、売上(利益)が最も上がる月を期首にするべきです。

その理由としては、

・期首の利益は節税にかける時間の余裕が1年ある

・期首の利益は1年間かけて事業に投資できる

→税引き【前】の利益を事業投資できる(節税にもなる)

・期首の利益で買った固定資産の減価償却費は1年分計上できる

・期首の予想よりも利益が上がらなくても赤字対策が可能

→1年間かけて経費削減し、赤字を回避することができる

さらに下記も考慮するべきです。

・申告月は、会社の繁忙期ではないか?

・申告月にお金はあるか?

→納税資金が必要です

・税理士事務所との関係

→どの会計事務所も3月決算(5月申告)は繁忙期です

いかがでしょうか。

本当に「なんとなく」3月を決算としている会社が多いのが事実です。

色々な要素を考え、一番効率の良い決算月を考えてみましょう。